更年期の治療と対策
更年期におけるカルシウムの重要性
女性は妊娠、出産などが原因でカルシウムを失ってしまう機会が多く、ほとんどの日本人成人女性には慢性的に不足している栄養素です。カルシウム不足は骨粗しょう症の原因になるほかにもイライラなど不定愁訴の原因にもなります。
更年期の女性にとっては最も重要な栄養素の一つです。カルシウムの体内への吸収率が最も高い食品は乳製品です。小魚や海藻類などもカルシウムを多く含む食材ですが、これらの場合吸収率はそれほど高いとは言えません。
しかし、乳製品ばかりとっていると、今度は脂肪分の摂りすぎで肥満に走る可能性がありますので、多くの食品からバランスよく摂取しましょう。また吸収率を上げるにはマグネシウムやビタミンDと一緒に摂るのが良いとされています。
日ごろの食事のみでは補いきれない場合はサプリメントなどの補助食品を活用するのも手です。また大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲンとよく似た作用があります。
伝統的に日本人女性が欧米人女性に比べて乳製品の摂取量が少ないにもかかわらず、骨粗しょう症の発症率が低いのは大豆製品を多く摂るためと考えられています。またイソフラボンには乳がんを抑制する作用も確認されています。ですから大豆食品は積極的に摂りたい食材です。
大豆食品の場合はカロリーも低いので摂りすぎるということをあまり意識する必要はありませんが、味噌や煮物で使う場合は味が濃くなってしまわないよう塩分の摂取量に気をつけましょう。