症状別更年期障害の症状
整形外科的症状
ここでは更年期に顕れる整形外科的症状について説明します。まずは肩こりです。肩こりとはいっても炎症をおこしている範囲は首の付け根から肩甲骨全体、上腕上部までと幅広い範囲に起こります。
肩こりは姿勢の悪さ、同じ姿勢を長時間保つなどで血流が停滞すると起こります。予防には軽く運動やストレッチをして血流をあげ、普段から正しい姿勢を保つこと、また痛みが起こった場合は肩の周囲の筋肉を温めたりマッサージをする、あるいは湿布薬を用いるなどして筋肉の緊張をほぐしましょう。
また肩間接周囲炎(五十肩)も更年期に発症しやすい病気です。これは肩が痛くて腕が上がらなくなったり背中に手を回せなくなったりする病気です。症状が軽い場合は肩こり同様の処置で対処可能ですが、症状が重くなった場合は手術の必要も出てくるので痛みが酷い場合は自己判断せずに整形外科で相談しましょう。
腰痛もまた更年期に多い症状です。この時期の腰痛は主に腹筋と背筋の筋力が低下することで腰に過度な負担がかかり引き起こされます。閉経後のカルシウム不足による骨粗しょう症が進行すると脊椎が変形したりつぶれたりするために腰部に痛みを感じることもあります。
肩こり、腰痛に続いて更年期の三大関節疾患といえるのがひざの痛みでしょう。更年期に起こるひざの痛みは加齢とともにひざの関節を覆っている軟骨がすり減り、神経にさわって痛みを覚えるものです。このような変形性膝関節症は年齢以外にも冷え性や肥満などが原因ともなります。悪化するとひざ関節を人工のものに取り替える手術が必要になります。酷くなる前にストレッチや軽い運動でひざ周りの筋肉を鍛えることで対処するよう心がけましょう。
他にも関節リウマチなど膠原病による関節の痛みも更年期には多く見られます。いずれにしても関節の痛みは激痛が多く日常生活に支障をきたす場合が多いので普段からの筋力アップとストレッチと食事によるしなやかな筋肉作りに心がけ、万一痛みが走ったら早い段階で整形外科に受診をしましょう。