更年期に気をつけたい病気
エストロゲンの減少による疾患
エストロゲンが減少すると、カルシウムやたんぱく質が不足し、骨がスカスカの状態になってしまう病気を骨粗しょう症と呼びます。原因はなんと言ってもカルシウム不足ですが、運動不足、喫煙、アルコールの過剰摂取などが呼び水になって引き起こされることもあります。
また若い頃に過剰なダイエットを繰り返していた人は慢性的なカルシウム不足のため骨粗しょう症にかかる可能性が高くなります。閉経後に急に腰痛や背中の痛みを感じるようになったら注意が必要です。骨密度は病院や自治体の定期検査で測ることができますので、機会を見つけて自分の骨の状態を把握しておきましょう。
骨粗しょう症を予防するには普段の食事では、カルシウム、ビタミンD、たんぱく質を多く含む食品を積極的に摂りましょう。またカルシウムはリンなどの添加物を多く含むインスタント食品や加工食品を食べると吸収されにくくなります。
逆に亜鉛やマグネシウムなどを多く含む貝類などはカルシウムの吸収を助けてくれるので上手に食事に取り入れましょう。同様にカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDの合成を促す意味で、時々は屋外で太陽の光を浴びるようにしましょう。このときは日焼け止めなどを活用してきちんと紫外線対策をとることを忘れずに。
最初の頃は激しい運動は避け、軽い散歩から始めてみるのがお勧めです。更年期以降の女性には繊維筋痛症という原因不明の病気も多く見られます。これは全身的な痛みで、しびれ、こわばり、倦怠感、睡眠障害、頭痛、腹痛などが症状としてあります。
検査をしても異常がみられず、痛みを発症する部位も個人差があるやっかいな病気ですが、痛みは我慢せずに早めに専門医に相談して痛み止めなどを適正に処方してもらいましょう。